12月4日(月)総勢11名で、ソウル上岩洞にあるソウル日本人学校の見学に行ってきまし た。
★ソウル日本人学校見学の経緯
2023年6月3日、ソウル日本人学校の教員3名が、補習校に見学にいらっしゃいました。 先生方が補習校に興味を持たれたきっかけは、補習校がJOES文芸作品コンクールで多くの受 賞者を出すとともに、2年連続(2021、2022年)で学校賞を受賞したことだったようです。 保護者が教壇に立ち、ワークシートも自作して懸命に教えている姿、また土曜日の朝から国 語を学ぶ子どもたちの姿を見て、とても感動されていました。
この日は、たまたま補習校創立者が来韓していたため、創立者との対談も実現して有意義な
交流の時間となりました。
そしてさらなる交流の一環として、先日12月4日、執行部と来年度の担任を中心に、11名が ソウル日本人学校の見学に行ってきました。 ソウル上岩洞にある、日本人学校としては世界最大規模を誇る施設です。 2010年に漢南洞から移転した建物で、デザインから設備まで、それは素晴らしく見応えのあ るところでした。
学習に集中できる個室(オープン教室でも、静か)。 児童生徒のサイズに合った机といす。筆記用具を置くスペースのある机。 結果物が目に付くところに掲示できるスペース。 いたるところに多目的スペースもありました。想像以上に整った教育環境です。 図書館は教室のすぐそばにあり、幼・小・中&PTA、それぞれ保有していました。
<教室や廊下の写真>
左上:廊下にある休憩スペース(至るところに机といすが配置されている)
右上:オープン教室&教室背面や廊下の掲示スペース
左下:白板の横に「学習の流れ」や「学習のポイント」などを掲示
右下:授業中の様子
★授業見学
授業は、国語を中心に、低学年(小1~3)と高学年(小4~中学部)の2チームに分かれて見 学させてもらいました。
・低学年:
<3時間目>
・小2「にたいみのことば、はんたいのいみのことば」
・小1「作文(清書)」(教室の外からチラッと)
・小3「すがたをかえる大豆」
<4時間目>
・小1「ともだちのこと、しらせよう(発表)」
・小2「そうだんにのってください」
・中2(補習校に見学にきてくださった先生の授業)
・中3(補習校に見学にきてくださり、今回の交流の架け橋になってくださった先生の授業)
・高学年:
<3時間目>
・小4「ごんぎつね」
・小5「あなたはどう考える」
・ 中2「君は『最後の晩餐』を知っているか」
<4時間目>
・小4「慣用句」
・小5「あなたはどう考える」
・中1「『不便』の価値を見つめ直す」
・小6「文字の歴史」(万葉がな)
この見学のために、わざわざ3~4時間目に国語の時間を多く設定してくださっていました。 素人教師ばかりの補習校ですから、本当に本当に学びの多い時間となりました。
★学んだこと 見学者11名がそれぞれ感じたことを、①学級経営面、②授業進行面、③その他に分類してま とめ、補習校保護者全体に共有しました。 2年前から、保護者みんなが教務に関わる体制で動いていますので、この見学で学んだこと をぜひ積極的に取り入れたいと思います。
★見学を終えて韓国にいながら、なかなか接点が持てなかった日本人学校との交流。 今回、日本人学校の先生と補習校執行部が連絡を取り合い、このようなめったにない機会に 恵まれました。
日本人学校の先生方も、補習校保護者も、子どもたちの学びのためによりよい環境をと願う
気持ちは一つです。
今後も、このご縁を大切にし、日本人学校および補習校、ひいては日系コミュニティがます
ます発展していくことを願うばかりです。
最後となりましたが、ソウル日本人学校のみなさま、貴重な機会を与えてくださりありがと
うございました。
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