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『えんとつ町のプペル』を通して届いた、あたたかな贈りもの

  • 執筆者の写真: bundang-nihongo
    bundang-nihongo
  • 6 時間前
  • 読了時間: 3分

アンニョンハセヨ!今月もブログの執筆を担当しております、韓国ブンダン補習校、4年生

保護者です。


先月、株式会社CHIMNEYTOWN様より、こどもギフトプロジェクトとして絵本「えんとつ町のプペル」韓国語版(絵本内には日本語⁺韓国語訳付)を本校児童生徒全員(ひとり一冊)に、寄贈していただきました。


本記事では、絵本寄贈についてレポートいたします。


こどもギフトプロジェクトとは?


今回の寄贈は、「こどもギフトプロジェクト」という、子どもたちに本を届ける活動の一環として行われました。

このプロジェクトは、絵本を通して子どもたちに夢や希望を届けたいという想いから始まり、多くの方々の協力と支援によって成り立っています。

実際に、日本国内だけにとどまらず海外への支援を含め、のべ35,000冊を超える絵本をお届けしているそうです。


こどもギフトプロジェクトの詳細についてはこちら↓

絵本『えんとつ町のプペル』について


『えんとつ町のプペル』は、芸人・映画監督・絵本作家としても活躍する西野亮廣(にしの あきひろ)さんが原作・脚本・製作総指揮を手がけた絵本です。 2016年に発売され、累計発行部数は70万部を超える大ヒット作。2020年にはアニメ映画化もされ、多くの人に愛されてきた作品です。

物語の舞台は、厚い煙に覆われた「えんとつ町」。少年・ルビッチと、ごみから生まれた不思議な存在・プペルの出会いから始まります。

周囲に笑われながらも、自分の信じるものを追い求めるルビッチの姿と、それを支えるプペルとの絆は、「信じる勇気」「友情」「夢を語ることの尊さ」など、さまざまなテーマを私たちに届けてくれます。

特に今回寄贈された韓国語版は、日本語と韓国語の両方の文章が併記されており、言語や文化の垣根を越えて物語のメッセージが届く、特別な仕上がりとなっています。

絵本を受け取った子どもたちの様子


絵本を手にした子どもたちは、まずカラフルで美しい絵に目を輝かせていました。ページをめくるごとに現れる細かな描写に夢中になり、登場人物の気持ちに寄り添いながら物語を楽しんでいました。

「このページきれい!」「プペルって優しいね」など、読後の会話にも物語の余韻が色濃く残り、子どもたちが心を動かされていた様子が印象的でした。

“信じる勇気”に心を打たれて――娘の涙の理由

私の娘は、「ルビッチとプペルの友情」の場面で涙を流していました。プペルというゴミでできている人間は、特殊な姿をしていて、受け入れ難い存在かもしれません。それでも、まわりからどう思われても、自分の友情を信じて進んでいくことの勇気を、娘は感じたようでした。

日本と韓国の狭間で生きる彼女だからこそ、胸に大きく刻まれたメッセージがあったことでしょう。また、「外国で子育てをする」という宿命を背負った私の心にも響くものがありました。

日韓の狭間で育つ子どもたちにとっての意味

日本語と韓国語の両方に触れられるこの絵本は、多様性や他者理解の入り口にもなります。今回の寄贈をきっかけに、子どもたちが自分とは違う文化や価値観に自然と親しみ、広い視野を持って世界を見る力を育んでいってくれたらと願っています。

心からの感謝を込めて

このような貴重な機会をいただいたことに、心より感謝申し上げます。子どもたち一人ひとりの心に残る、大切な一冊となりました。

CHIMNEYTOWN様、絵本をご支援くださった皆様、素敵なご寄贈を本当にありがとうございました。



 
 
 

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​(最終更新日 2025/04/23)

韓国・ブンダン日本語補習授業校

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