「5月の朝礼、裏話」
みなさん、朝礼って覚えていらっしゃいますか。小学校のころ校庭や体育館で行っていた、あれです。
韓国・ブンダン日本語補習授業校では、毎月児童が朝礼を担当しています。今日は、5月の担当児童の保護者から、5月の朝礼の裏側・家庭での様子をお伝えしたいと思います。
朝礼を担当しているのは、その年度の4年生クラスの児童たちです。毎月の担当者が、司会・季節の話・フリートークを分担して、朝礼日に発表できるよう準備をしたり練習をしたりしています。
今年4年生の息子は、5月の「季節の話」の担当になりました。「何、話そうかなぁ。」と本箱から取り出したのは、小学館の『こども大百科』。
床に転がって「こよみと祝日」の写真とカレンダーをながめながら、「こどもの日って、韓国のオリニナル(어린이날:こどもの日)と同じなんだねぇ。」とかなんとか。足をパタパタさせて、ポストイットをメモ代わりに色々と書いていきます。どうやら、5月にちなんだクイズを出す様子。
メモを書いてから、原稿用紙に読み原稿を書き始めました。
「できた!」
しかし、そう上手くはいかないのが、家庭学習の難点であり、難所。
手が離せないわたしは、台所から「音読して。」と言いました。
「うん。『今から、5月にかんするクイズを出します。番号で答えてください。』」
「うんうん(お、ちゃんとクイズっぽいな)。」
「『一番、睦月。二番……どれでしょう』」
ん?問題どこいった??
まな板の野菜に気を取られて、聞き逃したかな?「もう一回、今のところ読んで。」
2回聞いてもやはり、問題がないまま選択肢に。そんな感じで、何度か書き直しをしたり、練習をしたり、時間を計ったり……。
さて、来週が本番だぞ!となったときに、メッセージが。
「担当者は、ラジオ体操のとき、みんなの前に出てお手本をします。」
( ゚д゚)そうだった。
ラジオ体操、練習してなかった。
息子も原稿のことで頭がいっぱい。
(というか、読み原稿をどのファイルに入れたかわからなくなって、パニック。「ないない」じゃないよー!もう!)
「ねえ、ラジオ体操、できる?」
「できない。」
だよね……。
「練習、する?」
「大人を見てやればいいって言ってたよー。」
まあ、家でやるかなと思っている間に、本番の日に。
帰宅後、「朝礼、うまくできたよー。」という息子。ああ、どうにかできたのかと内心ほっとしながら、コーヒーを片手にクイズの正答率などを聞いていました。
ラジオ体操の後日談。
「ラジオ体操、ぼく、なんか変な感じになった。OOちゃんだけ、うまくできてた。」
左右を間違えたりしたとか、なんとか。
「OOちゃん、練習してきたんじゃないの?練習してくださいって書いてあったもん。」
「……やっば。」
家庭での裏話はまだまだ続きそうです。
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